2018年5月2日水曜日

歯周病と糖尿病の深い関係性 U-18

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


歯周炎とお身体の病気の関係性についてよく報道されていますが、
その中で

・糖尿病
・誤嚥性肺炎
・早産、低出生体重児
・脳血管疾患

などが知られています。

世界中で急増している糖尿病は、世界人口約70億人中約3億6600万人ともいわれています。(国際糖尿病連合、2011年)

糖尿病喫煙と並び、歯周病の二大危険因子です。

また、糖尿病と歯周病はともに代表的な生活習慣病です。

糖尿病の三大合併症に腎症・網膜症・神経症がありますが、
歯周病は第六番目の糖尿病合併症であり、密接な相互関係にあります。

そして歯周病と糖尿病の関係性には、お互いに関係する「双方向性」があることが明らかになってきました。

①糖尿病から歯周病への影響:

糖尿病で血糖が高い状態が続くと、体内の防御反応が低下することにより感染症にかかるリスクが増悪するといわれています。

これは、細菌の感染を原因とする歯周病も同じで、糖尿病のある方は、ない方にくらべて歯周病にかかりやすくなるリスクが高まると言われています。

更に、血糖が高い状態で歯肉の血管が傷みやすくなることで歯周病が進行しやすくなります。

②歯周病から糖尿病への影響:

歯周病により、歯肉の中で炎症性物質が作り出されます。

この炎症性物質が血液を介して血糖をコントロールするインスリンの働きを妨げ、歯周病を悪化させる可能性があります。

特にⅡ型糖尿病の方は、歯周病の治療を行う事でインスリン抵抗性が改善するという報告もあり、糖尿病の血糖コントロールに歯周治療が重要視されてきています。

<歯周治療って?>
歯周病は、口の中全体で進んでいく疾患です。

そのため、すべての歯の歯周ポケットの深さを計測するポケット測定や、
ご自身でのブラッシングでどの程度清掃が出来ているか確認するプラークの付き具合の検査を行います。

治療は、歯科医院での専門の器具を用いた歯石除去やプラーク除去だけでなく、
ご自身での毎日のブラッシング等の清掃によるプラークコントロールが基本となります。

歯科衛生士によるブラッシング指導にて患者さん自身でのプラーク除去が効率的に行える様な練習も行います。

定期的に歯科医院を受診し、炎症となっている原因の歯石を取り除いたり、
ご自身でのセルフケアが良好に行えていると血糖コントロールが改善してくる可能性が高いです。

つまり、慢性炎症としての歯周炎に適切な治療おこない炎症のコントロールを行うことで、糖尿病のコントロール状態の改善につながる可能性が高いという事です。

当院では、「歯周内科」という専門的な歯周病治療を行っています。

正しいお口のセルフケアと、歯科医院での専門的お口のケアで健康なお口と
よりよいお身体の状態を保っていきましょう!



素敵な笑顔は健康な口元から。

輝く白い歯を手に入れたい方、
歯と口元を美しく健康にするM’sデンタルクリニックへ
お気軽にお問い合わせください!



http://www.azabu-msdental.com/

2018年4月21日土曜日

関節リウマチと歯周炎の関係性って? U-17

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


歯周炎とお身体の病気の関係性についてよく報道されていますが、
その中で
・糖尿病
・誤嚥性肺炎
・早産、低出生体重児
・脳血管疾患
などが知られています。

最近、歯周炎と関節リウマチの関係性について注目されています。

関節リウマチ患者さんの約8割の血液中には、抗シトルリン化蛋白抗体(抗CCP抗体)という抗体が検出されます。

この抗体は、しばしば関節リウマチの発症に先立って発見されます。

また、歯周病菌の一つとして知られているP.g菌という細菌が、シトルリン化を起こす酵素を産生する細菌であることが報告されています。

そのため、歯周炎に罹患することで、この歯周病菌によるシトルリン化酵素の産生が
抗シトルリン化蛋白抗体(抗CCP抗体)の産生に関与し関節リウマチの発症に関与する可能性が指摘されてきました。

他にも、口の中にいる歯周病菌が胃などを経由して腸に届き、腸内細菌のバランスに影響を与えて関節リウマチを悪化させるメカニズムの一端が報告されています。

ヒトでも同様の仕組みが働いている可能性があり、お口の中の細菌を調べることで全身の健康がチェックできることを目指し研究が進められています。

また、
歯周炎の細菌が作り出す毒素(炎症性物質)によって関節リウマチが発症・進行したり、
関節リウマチの症状が重くなったりすること、
歯周病治療によって関節リウマチの症状が改善されることが明らかになっています。

歯周病治療がお身体の病気の予防や治療に役立つことがわかってきた今日この頃、
ますますお口のお手入れを継続することがお身体の健康に寄与すると言えます。

当院では、「歯周内科」という専門的な歯周病治療を行っています。

正しいお口のセルフケアと、歯科医院での専門的お口のケアで健康なお口とよりよいお身体の状態を保っていきましょう!



素敵な笑顔は健康な口元から。

輝く白い歯を手に入れたい方、
歯と口元を美しく健康にするM’sデンタルクリニックへ
お気軽にお問い合わせください!



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2018年4月19日木曜日

ヨーグルトで菌活!?

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。



スーパーに行くと、沢山の種類のヨーグルトが販売されていますね。

皆さんはお気に入りのヨーグルトがありますか?もはや今はもう、‘腸内細菌で腸内環境を整える’ というのは当たり前の事になっているかもしれません。

数多くある細菌の中で、最近また注目すべき菌が発表されました。

その菌は、お口の中の状態を整えてくれる細菌なんです。その名も’ロイテリという乳酸菌です。

スウェーデンにあるバイオガイア社の研究所で、このロイテリ菌がロイテリンという抗生物質を作り、細菌・ウィルスの発育を抑制し、むし歯の原因菌や歯周病の原因菌を減らすということがわかりました。

ロイテリ菌を14日間摂取し続けたところ、むし歯の原因となる口腔内のミュータンス菌が20%にまで減少したそうです。

継続して摂取することにより、口腔内の細菌バランスが整い、歯周病やむし歯を予防できる事が大いに期待できます。

ヨーグルトであれば、日常生活の中に取り入れて摂取できますね。

今はサプリメントもあるので、外出先でも手軽に採り入れる事ができます。

しかしヨーグルトを食べていれば絶対大丈夫!という事ではありません。
あくまでも補助的なサポートです。

日頃からかかりつけ医に行って、検診することをお勧めします。

当クリニックでは検診のみも行っていますので、’ちょっと気になるな’ ということがあればお気軽にご相談くださいね。



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2018年3月19日月曜日

思春期の口腔ケアについて

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


今回は思春期の口腔ケアについてです。

思春期は女子が男子よりも早く表れると言われています。女子は10歳前後~、
男子は11歳前後~始まり18歳頃まで続きます。

乳歯から永久歯に生え替わる間もない時期は、永久歯が一番虫歯になりやすいと考えられています。

親の仕上げ磨きがなくなると自分で歯磨きをするようになりますが、この時がむし歯になりやすい時期のため、要注意なんです!

なぜなら、今まで仕上げ磨きをしてもらっていたお子さんが1人で磨く事により
磨き残しがそのままになってしまい、それが長期間続くとむし歯になってしまうのです!

思春期の後半では、むし歯の危険性は無くなりますが、歯ぐきの具合が悪くなったりすることがあります。それは思春期に特有の ’思春期性歯肉炎’ です。

これは思春期におけるホルモンバランスの変化が原因と考えられており、一般の(成人性)歯肉炎とは区別しています。

親の手が離れても
・時には歯磨きの様子を見てあげる
親子そろって歯の検診を受けてみる

事がとても大切です。

当クリニックでは、親子で検診にいらっしゃる方も大勢います。
唾液検査や遺伝子検査で、歯周病になりやすいタイプかむし歯になりやすいタイプかを検査し、様々な予防プランをご提案しています。

どうぞお気軽にお問合せくださいね!


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2018年3月17日土曜日

入院患者への口腔ケア ~早期退院への取り組み~

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


前回、口腔ケアによるインフルエンザ予防をお伝えしましたが、今回も口腔ケアの大切さについてお伝えしようと思います。

今回は、総合病院で行われている口腔ケアについてです。

歯周病菌と全身疾患(心内膜炎や糖尿病など)の関係についてはブログでもお伝えしたり、テレビなどでご存知の方は多いと思います。

千葉県にある総合病院では、病気や手術で動くことのできない患者さんに口腔ケアを行うことによって肺炎予防を行っているそうです。

肺炎というと高齢者の方が多いイメージがありますが、こちらの病院では骨折などで思うように体を動かすことのできない入院患者を対象に、歯科医師が整形外科病棟に出向き、若い方にも口腔ケアを行っているとのことでした。

高齢者でなくとも、入院により口腔状態が悪くなると肺炎にかかってしまうことがあるようです。

また、がん患者に対する口腔ケアもこの病院では積極的に行っており、手術前に口腔清掃を行うと、術後の回復が早く入院日数が劇的に減ったそうです。

興味深いことに、抗癌剤の副作用の一つである口内炎が著しく減ることがわかり、最近では術前の口腔ケアを行う病院が増えてきたそうです。

これまでも口腔ケアの大切さをお伝えしてきましたが、歯科医院のみならず総合病院でも口腔ケアの認知度が高まってきたことは喜ばしいことです。

皆さまにも口腔ケアがもっと身近なものになると嬉しいです。ちょっとしたことでも気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。

当クリニックでは、皆さまの歯の健康を守るお手伝いをさせて頂いております。





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2018年2月17日土曜日

口腔ケアでインフルエンザ対策!?

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


気温が低い日が続きますが、皆さんは体調を崩していませんか?

インフルエンザにかからないよう、予防注射を受ける方が年々増加しているようです。昨年は一時期、ワクチン不足が懸念されましたがそれも解消されたようで
よかったです。

インフルエンザのピークを迎えているようで、今年はインフルエンザA型、B型が同時流行しているという珍しい年でもあるようです。

さて、そこで今回は手軽にできる‘口腔ケアでインフルエンザ予防’ をご紹介しようと思います。

普段から皆さんは、インフルエンザ予防(風邪も含む)に‘手洗い’、‘うがい’ や ‘マスクの着用’ といった事は行っていると思います。

それに付け加え‘口腔ケア’をしっかりするとインフルエンザ予防にもなる’という事が報告されました。

口腔内の細菌は、インフルエンザウィルスを粘膜に侵入しやすくする物質(ノイラミ二ダーゼ)をだすために、口腔内ケアを怠って不潔になってしまうとインフルエンザや風邪に感染しやすくなるとのことです。

さらには、歯周病による炎症性物質がウィルスの感染を促進させてしまうそうです。

ある研究チームが、歯垢の中に含まれる細菌がノイラミ二ダーゼを産生し、ウィルス侵入の手助けをしていることを突き止めました。

また奈良県が行った介護施設の調査では、ブラッシングや舌磨きを講習を行ったところ、通常の歯磨き時よりもインフルエンザの発症率は1/10に減少したそうです。

インフルエンザにかかると、高熱がでてつらいですよね。でも普段のちょっとした心がけで、ウィルス感染予防になるので是非お勧めです。

また、口腔ケアを日ごろから行っていれば歯周病予防にもなります。

当クリニックでは、口腔ケアにも力をいれており皆さまの健康をサポートしております。

お口のちょっとした疑問やお口の状態が気になる方は、ぜひお気軽にご相談くださいね!

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2017年12月28日木曜日

むし歯菌だけを溶かす酵素!?

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


’むし歯’ や ’歯周病’ は皆さんにとっても、歯科医師にとっても永遠のテーマかもしれません。

「むし歯になったことがない!」「歯周病とは無縁です!」という方は殆どいらっしゃらないのではないでしょうか。

口は食べ物が入る最初の通り道、そして外界とも通じているため何千種類もの細菌やウィルスに暴露されやすい部位でもあります。

そんな中、広島大の菅井教授のグループが、むし歯の原因菌のみを溶かし、善玉菌を残す酵素を世界で初めて発見し実用化に向けて研究が進んでいるそうです。

その酵素は「Aml」と名付けられ、サリバリウスという善玉菌を残したまま、ミュータンス菌とソブリヌス菌だけを特異的に溶かす性質を持つそうです。

科学の進歩は素晴らしいですね。今後に期待しましょう!






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