2016年9月18日日曜日

歯周病と関節リウマチ

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

皆さん関節リウマチという病気を聞いたことがありますか?

年配の方の病気というイメージかもしれませんが、若い方でもなる病気で30歳以上の1%に当たる70~100万人もの方が発症しています。

関節に炎症が起こって腫れや痛みをおこし、関節が破壊されていくと機能障害も起こす病気です。

実はこの病気と歯周病の意外な関係があるのです。

関節リウマチの原因は詳細は不明ながら、免疫の異常、感染症、遺伝的要素などといわれています。

歯周病も関節リウマチも共通の炎症性サイトカインという物質が関わっています。

そして双方向性の関係があることが分かってきました。

つまり歯周病の方は関節リウマチの発症確率が高く重症化しやすい、そして反対にリウマチの方には歯周病の方が多く重症化しやすいという事です。

歯周病の治療をすると関節リウマチの症状が軽減した、逆にリウマチの治療をしたら歯周病も良くなってきたという報告もあるのです。

歯周病菌の持つ酵素(シトルリン化変換酵素)がリウマチに関係する自己抗体(シトルリン化タンパク)を増やすため、と推定されています。

関節リウマチが進行して手の関節に障害が出てくると歯磨きしにくくなるというのも重要な要素になっているでしょう。

ご自身や、周りでリウマチを患っている方がいらしたら是非歯周病のチェック、治療をお勧めします!






http://www.azabu-msdental.com/

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