2016年10月31日月曜日

歯垢1㎎に10億個のバイキンが・・!!

皆様こんにちは。


六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

皆さん歯垢とかプラークとかいう言葉を耳にしたことがありますか?

歯の表面や歯と歯肉の境目にペトッとついている白からやや黄色の物質です。

皆さんよくご自分の歯の表面を観察していただくと大体多かれ少なかれあるものです。

歯垢はどんな色の食べ物を食べてもほぼ同じ色のものです。

つまりこれは食べかすではない、という事です。

ではなんでしょう?

実はバイキンの塊なんです!

気持ち悪いですよね・・。

しかも歯垢、たった1㎎になんと10億個の細菌が入っているのです!!!

1㎎といえば耳かき1杯にも全然ならない量です。

歯周内科ではその歯垢を取って顕微鏡でその場で観察します。

一緒に動画で細菌を見られます。

殆どの患者さんが大変なショックを受けながら見ていらっしゃいますが、それが現実なのです。

観察される細菌のすべてが悪さをするわけではありませんが、量と質を管理していかないとやはり歯周病や虫歯、口臭の原因になってしまうのです。

顕微鏡の検査だけでも受けてみるとよいかもしれませんね。




2016年10月30日日曜日

リタイア後の後悔ナンバーワンは歯だった!

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

リタイア前にしておくべきだったと後悔したことの健康部門ランキング1位は・・

歯の定期健診を受けておけばよかった

という調査があります。

他に、スポーツをしておけばよかった、とか暴飲暴食をしなければよかった、といった項目がありつつそれを抑えてのナンバー1です。

若いうちは痛いときだけの受診でもそれ程困った状況にはならない人も多いでしょう。

でも50歳を過ぎて歯を抜く原因の一番は静かに進行してしまう歯周病です。

その予防には日頃の自分のお手入れは勿論大事ですが、やはり定期的に歯科医院を受診して検診、そしてプロのお掃除をしてもらうのがポイントです。

それを皆さん後で実感するという事なのですね。

痛い時だけ歯科受診していた人は80歳になるとほとんど歯が残りません。

そして定期的に受診していた人は80歳になっても20本以上歯が残るという統計もあります。

一生、毎日使う歯ですから大切にしたいものです。




2016年10月29日土曜日

歯茎からの出血、そっとしていませんか?

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯磨きをしているときや何かの拍子に歯茎からの出血に気づくことはありませんか?

昔、歯磨き粉のCMでもそんなキャッチフレーズがありましたのでそういえば・・と記憶がある方もいるかもしれませんね。

でも歯肉から出血しているから、といってそっとしておこうと思ってはいけません!!

通常、どこかに怪我をしてしまって出血した時には手当したらそっとして傷の治りをまちますよね。

でも歯肉の場合は事情が違います。

歯肉からの出血は歯肉炎や歯周病のサインなのです。

出血するところは汚れ(バイキンの塊である歯垢など)が溜まっていると考えなくてはならないのです。

つまり出血するところほど良く磨かなくてはならない場所、という事です。

勿論痛みがある場合は無理をせずに・・。

そして他にも実は歯肉炎や歯周病が隠れているかもしれませんから是非歯医者さんで診てもらいましょうね!




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2016年10月28日金曜日

良い歯医者選び・・3つのポイント!

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

かかりつけの歯医者さんが無い方、どうやって歯医者を選んでよいか困りますよね。

よく友人にも聞かれるのですが、実は難しい問題ではあります。

ただ家が近いから、職場に近いから、では少々不安です。

では人の紹介や評判はどうでしょう。

これは結構参考になりますが、注意しなくてはいけないのは、人によってお口の中の状況は様々だという事です。

自分の希望通りに治療が上手くいくとはかぎりません。

もし思った結果にならなくても紹介者を恨んではいけませんよ。

その治療がなぜ患者さんの希望に添えなかったのか(例えばやむを得ず抜歯になったとか・・)をよく説明してくれるのがよい歯医者というものです。

ポイントとしては

1、まずはよく患者さんの話を聞いてくれること

2、状況に合わせて分かりやすく説明してくれること。

3、基本的な方針がきちんとしていること(ホームページなどで確認してみましょう)

・・といったところでしょうか。

他にも専門的な治療が必要になったら提携先がきちんとあるか、とかスタッフの教育がキチンとできているか、など沢山の要素があるでしょう。

でも、まとめると治療や医院の運営自体が誠実か、というところです。

自分の身内でもこうしたい、というポリシーがあればよいと思います。

中々その見極めは難しいものですが、よく担当歯科医師と話をしてみるのが大切です。

ちなみに我がクリニックではなるべく削らない、抜かない治療を心掛け、身内ならどう治療したか、をやはり基本的な考え方としています。

・・ちょっと宣伝でした。

皆さんもよいかかりつけ歯科医院を見つけてくださいね!





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2016年10月27日木曜日

グラグラの歯、抜かずに待った!!

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯周病でグラグラになってしまった歯を抜かなくてはなりません、といわれた方はいませんか?

もしそんな方が周りにいたらちょっと待ってください!!

歯周病で歯を支える骨がなくなっていくと歯はグラグラして噛むと痛かったりするのででは抜きましょう、と歯医者さんでいわれるかもしれません。

しかし歯周病の治療をして歯の周りの組織の炎症が治まるとかなりグラグラは減る事があるのです。

炎症がなくなっても確かに歯を支える骨が少なければある程度グラグラするのは仕方ありません。

でも何とか使えるレベルになる可能性があります。

他の歯医者さんで抜かなくてはいけないといわれてセカンドオピニオンとして受診され歯周内科の治療の結果、抜かずに済んだ方もいらっしゃいます。

諦める前に歯周病治療をきちんとしている歯医者さんに相談してくださいね。


          
            

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2016年10月26日水曜日

”歯周病です”と言われていなくても要注意!

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯医者さんで”歯周病にかかっていますよ”と指摘されたことが無い方も多いと思います。

・・でも安心しないでください!

歯周病は初期の場合、検査をしなければ歯科医師でもすぐには分からないこともあるのです。

しかもお口の中でも部分的に歯周病が進んでいる場合などは全体的に診ないとわかりません。

虫歯など、患者さん本人の訴えの部分だけを治療した場合には発見できないこともあるという事です。

そして歯周病は痛みなく進行するので、痛みのない患者さんに一般的な歯周病治療をしようとすると痛みを伴う治療をしていく必要が出てきます。

そこをご理解いただくのは実は難しい、という事であまり積極的に取り組んでいない歯科医師もいることは事実です。

こんな状態なのに”歯周病です”と言われたことがないのですか、と驚くこともあります。

ドキッとしたあなた、すぐに歯周病のチェックをしてもらいましょう!

そして歯周内科での検査、治療は従来のものに比べて劇的に痛みなく出来ますよ!



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2016年10月25日火曜日

”よく噛む”・・の5大効果

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

子供頃、周りの大人に”よく噛んで食べなさい!”と言われた事はありませんか?

大人の方も消化の為やお行儀が悪いといった漠然とした理由で言っていたかもしれません。

今回はよく噛む事の主な5つのメリットをお話します。

1、よく噛む事で唾液腺が刺激されて唾液が多く出ます。

そうするとお口の中の細菌が増えにくくなるので歯周病や虫歯の予防になります。

2、根菜類やリンゴ、梨など、といった歯ごたえのあるものをよく噛んで食べると歯の表面が綺麗になります。

  やはりこれも歯周病や虫歯予防になりますよね。

3、よく噛んで食べるという事は胃への負担が減り、唾液には消化酵素が含まれますのでいずれも消化を助けることになります。

4、よく噛むと満腹中枢が刺激されて肥満の防止になることが分かっています。

5、よく噛むと脳がやはり刺激されて活性化されると考えられます。

  子供の脳の発達や高齢者の認知症予防が期待できます。

ではどの位噛めば良いのでしょうか?

1口100回という説もあるようですが、あまり現実的ではないので30回を目標、位で習慣になると良いですね。

早食いには気をつけましょう!!

そして勿論歯に関してはよく噛むだけではなく正しい歯磨きと定期的な歯科受診が大切です。


2016年10月24日月曜日

歯周内科の検査ってどんな事をするの?2つの特徴!

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯周病の一般的な検査と共通する部分もありますが、歯周内科に特徴的な検査について今回はお話したいと思います。

2つの大きな特徴があります。

1つ目は位相差顕微鏡を使ってお口の中にいる細菌を調べます。

磨き残しから出来るプラーク(歯垢)を取って顕微鏡で観察するのです。

こちらはその場で一緒に観察出来ます。

ご自分のお口から採ったサンプルにウヨウヨ動く物が出てきたら怖いですよね・・。

でもいるんです!

2つ目は同じくプラーク(歯垢)を取って歯周病菌の遺伝子検査をします。

専門の検査機関での検査を依頼しています。

これで歯周病に関わる悪玉菌がどの程度いるのかわかります。

従来の問診や視診、レントゲンなども合わせ、この2つの検査の結果から歯周病菌が検出されるとさて治療を、という事になるのです。

この2つの検査は精度が高く歯周病の状況が把握出来るので大変優れた方法です。

反対に、この検査をしないと歯周内科は出来ないとも言えます。

でも歯周内科のこの大切な2つの検査は痛くありませんのでご安心くださいね!









2016年10月23日日曜日

食後すぐの歯磨きはNG?

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

一時期、食後すぐの歯磨きは歯に悪い

・・という話がメディアで言われる時期がありました。

食事の酸で溶けた歯の表面をすぐこすると傷むから。

その酸性は唾液で正常に戻るのに30分かかるから、という考えだったようです。

今でもそう思っている方もいるかもしれませんね。

実際はどうでしょう?

通常の食生活の場合は気にせず食後すぐに磨く方がよい、という結論です。(日本小児歯科学会の見解より)

確かに炭酸飲料、柑橘類、酢ドリンクなど、強い酸性のものが口に入った直後はあまり勧められないのですが。

ちょっと心配なものを口にした後は水やお茶(勿論無糖で!)を口に含むくらいで少し経ってからの歯磨きのほうが良いようです。

しかし通常は食後そのままにしておくとお口の中の細菌が増えて酸が発生し、歯を溶かしていくのです。

やはり基本的には従来の食後すぐの歯磨きを心がけましょう!



2016年10月22日土曜日

TCHって知っていますか?

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

Tooth Contacting Habit  つまり上下の歯を不必要に接触させる癖の事です。

こちらは東京医科歯科大学の顎関節症の権威である木野先生が長年の研究の結果分かってきたことからきています。

人は唇を閉じていても上下の歯は離れている状態が正常です。

食事や発音など、一日のうちで歯が接触する時間は合計でも20分程度で済みます。

しかしこのTCHのある方は何かに集中している時などに上下の歯が接触しているという事です。

これが顎関節にとても負荷が掛かり色々な症状が出てきます。

そしてこのTCHの影響は顎関節症にとどまりません。

歯周病も悪化させてしまう可能性があるのです!

他にも歯肉が下がってしまう、顎の骨にでっぱりが出来る、歯が割れてしまうといった影響があると考えられています。

心当たりがある方は歯科医院で相談してみてくださいね。







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2016年10月21日金曜日

体調不良で歯肉出血

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

時々私も歯科衛生士さんと同じように歯のクリーニングを患者さんにすることがあります。

先日ずっと通ってくださっているKさんのクリーニング(PMTCといいます)を久しぶりに担当しました。

きちんと3か月ごとにお手入れに来てくださり、ご自身での歯磨きも大変お上手な方です。

・・・なのにその日は何だか歯肉からの出血が多いのです。

”もしかして最近お疲れだったり体調が悪いですか?”

と伺うと驚いた様子で”なんで分かるんですか?”とおっしゃいます。

最近お仕事が立て込んでいてとても疲れていたのだそうです。

そうなんです。体調が歯肉に現れるのです。

お口の中には沢山の細菌やカビがいます。

普段は歯磨きやプロのメンテナンスの他に自分の免疫力で細菌が増えないように抑えていられたのに、免疫力が下がって細菌に負けてしまうのです。

さらに体調が悪くなって免疫力が下がると痛みが出ることもあります。

歯周病は直接加齢で悪くなるわけではありませんが、加齢とともに免疫力が下がるのも原因の一つと考えられます。

免疫力って歯肉にも大切なんですね。

歯磨きや歯医者さんでのメンテナンスは大変重要ですが、全身の体調管理もとても重要なのです。