2016年11月30日水曜日

"歯紅(はべに)”の原因

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

ニッコリ笑ったら歯にベットリ赤い口紅が付いていた・・

なんて折角の美人が台無しですよね。

女性の皆さん、化粧室の鏡を見てドキッとしたことはありませんか?

歯に付いた口紅・・つまり歯紅はなぜついてしまうのでしょうか?

実は歯のお手入れがキチンと行き届いていて前歯の表面がツルツルだったら付きにくいって知っていましたか?

歯紅は歯の表面に付いたペリクルという歯のヌメリの上に細菌が付いて出来たバイオフィルムという膜や歯垢があるから付きやすくなるのです。

歯石は歯医者さんでしか取れない、と考えている方が多いと思います。

・・それは正解です。

でもバイオフィルムという見えない細菌の膜も普段の歯磨きではとれません。

このバイオフィルムは歯周病の原因にもなります。

プロのお掃除を受けつつ普段の歯磨きも頑張っていれば歯紅で恥ずかしい思いをするリスクは減らせます。

勿論、口紅を付けすぎない、とか口を乾燥させない様にする、とかちょっとした工夫も必要ですけどね。

歯並びに問題があって唇が閉じにくい場合、どうしても前歯が乾燥して細菌も増えやすいので歯紅にもなりやすいといえますね。

           
 



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2016年11月29日火曜日

歯周病がギネスに登録!!

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

皆さん歯周病がギネスブックに登録されているってご存じでしたか?

全世界で最も患者が多い病気は歯周病である。地球上を見渡しても、この病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない。

・・と記載されているのです。

それはやや大げさかもしれませんが・・

日本人の成人のうち80%がこの病気にかかっていると言われています。

でも歯や歯ぐきの病気では皆さん死なないでしょ、と思っていませんか?

歯周病は全身の病気にも深く関わっている事がだんだん分かって来ています。

心臓疾患、脳血管疾患、糖尿病、早産、関節リウマチ・・

歯周病との関わりが明らかになっている病気だけでもこんな具合です。

万病の元、といっても過言ではないレベルではないでしょうか?

歯周病は歯周病菌が増えることで起こることが分かっています。

敵は目に見えない細菌ですが、戦う方法はあります!

一度歯医者さんで診てもらいましょう!!




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2016年11月28日月曜日

一生入れ歯にならない為にすべきこと・・3つ!

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

皆さんのお祖父さん、お祖母さんは入れ歯を使っていますか?

年を取ったら皆入れ歯になってしまうのでしょうか?

そういうイメージの方も多いかもしれませんね。

でもそうではありません。

歯は老化そのもので抜けてしまうわけでは無いからです。

その差はなんでしょう?

分かっているけど・・・

1、歯磨きをしっかりする・・デンタルフロスなども使ってしっかりとする習慣が大事です。

2、定期検診を受ける・・もちろん悪いところがあれば早めに治療を受ける。

3、定期検診の時に歯科衛生士さん(または歯科医師)にお掃除をしてもらう。

の3本柱です。

定期的にプロが関わて過ごした人と、痛い時だけ受診する人とでは80歳になった時の平均の歯の本数が20本と5本以下というほどの違いになってきます。

歯が20本あれば大体なんでも食べられますが、5本ではどうしても入れ歯がないとまともに食べられないものです。

それだけの差があるとわかればさあ、痛くないうちに歯医者さんに行きましょう!!





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2016年11月27日日曜日

歯周病かも・・と不安な方へ

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯周病という言葉は聞いたことがあるけれど、良くわからないし自分が歯周病だったらどうしよう・・とちょっと不安な方もいらっしゃるでしょう。

歯周病は以前は歯槽膿漏といわれていた病気と同じです。

歯槽膿漏とは原因は分からないけど歯の周りから膿が出てきて歯が抜ける病気というあだ名みたいなものでした。

原因は歯周病菌による歯の周りの炎症が原因と分かってきました。

歯周病という名前もテレビコマーシャルなどで耳にするので一般的に使われる様になりましたよね。

そしてリンゴをかじると歯肉からの出血がありませんか?みたいなフレーズも同時に耳にしてきたかもしれません。

そうなんです、歯磨きの時や硬いものを口にした時などに歯肉から出血があると歯肉炎、つまり歯周病の始まりのサインです!

でも歯肉炎の部分に歯ブラシが触らなければいつまでもその炎症に気づかないこともあるのです。

他にも口臭や歯肉の違和感、痛みなど、歯周病が進行すると少しづつ色々な症状が出てきます。

歯周病は Silent Disease ともいわれるほどかなり病気が進行しないと症状が出にくい病気です。

歯科医院は怖いイメージかもしれませんが、特に初期発見をめざすならやはりプロの検査を受けてみるのが確実ですね。

ちなみに歯周内科では基本的に痛い検査はありませんのでご安心ください!!





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2016年11月26日土曜日

被せ物が多いと歯周病治療に障害が・・!

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯周内科の治療がうまく行かないことがあります。

その原因の一つに治療した歯が多い場合があります。

特に保険診療で治療した古い被せ物が多いと、どうしても被せ物とご自分の歯の境目に段差が大きくなりがちです。

そこに歯周病菌がいるとお薬が届かずに残ってしまうという訳です。

残念ながら保険での治療は型取りの材料から糊付けの材料まで、最低限のものしか使用出来ず制限があります。

保険診療の範囲内では中々段差の少ない精度の高い物を作れないという事情があるのです。

そして糊付けの材料もその隙間から長い間に劣化して欠けてしまったり溶け出してしまったりします。

そうするとより隙間が出来てしまいますよね。

そこに歯周病菌など、微生物が繁殖してしまうわけです。

勿論予算が許せば保険外の精度の高い被せ物、詰め物をしておく方が虫歯予防にも良いですし、歯周病の治療や予防にとっても良い状況になります。

沢山の被せ物があってとても治療しきれない、という場合はマメにご自分でも歯磨きを頑張りつつ、定期検診とケアだけは頑張って受けましょう!!

          
           

2016年11月25日金曜日

かみ合わせが悪いと歯周病になる!?*

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯周病は歯周病菌に感染する事で起こる病気です。

歯周病菌によって歯肉や歯を支えている骨に炎症が起きてその骨が溶けていきます。

そこにかみ合わせの悪い環境があると、部分的に無理な力が掛かって歯周病を悪化させる事があります。

つまり悪いかみ合わせが歯周病を悪化させてしまう要因になる可能性があるというわけです。

これは食いしばりや歯ぎしりで歯周病が悪化してしまうのと同じで、強い力が特定の歯にかかってしまうからと言えます。

例えば一本だけ歯並びが悪く出っ張っている歯があるとします。

歯並びに凸凹があると磨きにくく歯周病菌が増えやすい、という要因もあるでしょう。

そこだけ強い力がいつも加わっていると、段々歯を支える骨が減って揺れるようになります。

そして最後には食事の時にかみ合わせても痛い、という状態になってしまいます。


かみ合わせを整えたり無理な力が歯に掛からない様にマウスピースをしたり、と対策する事で歯周病を悪化するのを防ぎましょう!

歯医者さんに相談してみてくださいね。


勿論、自分での正しい歯磨きや定期的な検診、プロのお掃除は欠かせませんが・・。



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2016年11月24日木曜日

歯周病の治療期間

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯周病の治療にはどの位の期間が掛かるのでしょうか?

当院では通常の保険診療に沿った方法での治療も行えますが、条件が整えば歯周内科の治療をお勧めしていますので今回はそちらについてお話しします。

当たり前の様な話ではありますが、歯周病の重症度によってもかなり回数が変わってきます。

初期でしたら歯周病菌のDNA検査や歯石取りを含めて1か月程度でまずは安定します。

より歯周病が進んでいる場合は歯肉の内側(歯周ポケットの中)に付いた歯石を麻酔をして取っていく場合があります。

どれくらいの頻度で通院できるかにもよりますが、2ヶ月程度でかなり治療は進みます。

あとはご自身での歯磨きがよく出来ているか、歯周病の進行具合などによって頻度は変わってきますので担当の歯科医師や歯科衛生士と相談してみてくださいね。

安定していれば年に4回程度の来院で維持出来ることが多いです。

そう、いわゆる治療期間というのはある程度病勢を落ち着かせるまでの期間、という感じです。

歯がある限り、歯周病のメンテナンスは必要なのです。

・・えー終わらないじゃない!とがっかりしないでくださいね。

でもそれで一生入れ歯も使わずに自分の歯で食事が出来たらその方が良いと思いませんか?



      *今日は東京で52年ぶりに11月の初雪とのことです(^^♪!               
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2016年11月23日水曜日

歯茎の黒ずみ・・3大原因

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


何だか歯茎の色が悪くて気になる方はいませんか?

主に3つの原因が考えられます。

1、歯周病が進んで歯肉の色が赤黒くなってくることがあります。

 ・・・ご自分で歯肉の色が黒っぽくなっていると感じたらかなり歯周病が進んでいる
  可能性がありますよ。
  
  歯周病の治療をきちんとする事で改善します!


2、かぶせ物に入っている金属の色が染み出ている、あるいは透けて見えている。

 ・・・かぶせ物の歯の部分だけ歯肉の色が黒っぽく見えるならこの可能性がありま
  す。
  
  金属を使わない材料で治療しなおすことで改善することもありますが、
  歯肉の中に入り込んでしまった金属色の改善は難しい事もあります。

3、メラニン色素が沈着している

 ・・・タバコや強い歯磨き、体質などでメラニン色素が沈着することがあります。

  ピーリングなどで改善できますが、原因によっては再発する可能性があります。


原因によって治療の方法が違いますので歯科医院で相談してみてくださいね。





2016年11月22日火曜日

歯石はどの位の頻度で取ればよい?

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯垢(プラークとも言います)が固まって歯石になってしまうと自分の歯磨きでは取れないって知っていますか?

ではその歯石取りはどの位の頻度で歯医者さんに行けばよいのでしょうか?

歯磨きがとても上手な方は歯石も付きにくいものですが、それでも毎日100点満点では磨けません。

そういうわけで歯石の付き方にも個人差がありますので歯医者さんに通う頻度も変わってくるのです。

そして歯石取りの時に歯科衛生士さんに教えてもらう事がありますが、磨き残しをしやすい場所は注意されても段々記憶が曖昧になってきます。

標準的には年に3-4回程度が良い様です。

勿論歯周病や虫歯の傾向が強かったり、自分での歯磨きが上手く出来ない方はもっと頻度が高い方が良い場合もあります。

担当してくれる歯科医師や歯科衛生士さんのアドバイスに従うのがお勧めです。




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2016年11月21日月曜日

子供も歯周病になる!?

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

子供も歯周病になりますか?

・・・と時々聞かれます。

厳密に言うと歯周病には子供もなります!

歯周病とは歯の周りの組織の炎症ですから、歯肉炎も歯周病の仲間です。

子供の場合、皆さんが想像する様な、歯を支える骨が融けてきてグラグラして抜ける、といったイメージの歯周病には基本的になりません。(ごく特別な場合もありますが・・)

子供の場合は歯磨が良く出来ていなかったり、甘いもの、柔らかいものばかり食べていることからくる歯肉炎の状態です。

歯磨きをすると歯肉から血が出たりするのは実は歯周病の始まりともいえるのです。

歯周病は中高年の病気、というイメージの方が多いと思いますが、自覚症状がでてくるのがその年代というだけで、実は子供の頃から始まっています。

ですから子供の頃から歯医者さんで定期的に検診をする、お掃除をしてもらう、歯磨き指導をしてもらう、という習慣がとても大事です。

親子で歯医者さんに通いましょう!!








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2016年11月20日日曜日

愛煙家は歯肉から血が出ない!?

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


愛煙家の皆さん、歯磨きしたときに出血に気づく事はありますか?

歯肉の腫れもよくわかりませんよね。

おタバコを吸う方は実は歯肉の炎症症状が出にくいのです。

それって歯周病になりにくいってこと?

いえいえそうではありません。

歯周病が進んでいても出血しにくくご自分では非喫煙の方に比べて気づきにくいということです。

そもそも歯周病は静かにいつの間にか進行してしまう怖い病気です。

喫煙者は更に症状が現れにくいのです。

タバコを吸うと血行が悪くなります。

血液には外から来た細菌と戦う役割がありますが、その力が弱くなってしまうという事です。

歯周内科も血液にお薬が乗って患部(歯周病の細菌がいる場所)に届いて効果を発するシステムです。

大切なお薬も効きにくくなるのです。

愛煙家の方、なかなかおタバコが止めるのは大変でしょう。

でも将来歯がどんどん抜けてしまったら悲しいですよ~。

2016年11月19日土曜日

歯周病と肺炎の関係

皆様こんにちは。六本木からも近い麻布十番で歯周内科治療を得意としている女性歯科医師のクリニックです!

2012年に厚生労働省が発表した人口動態統計によりますと、ここ数年、かつての日本人の3大死因(1.癌、2.心疾患、3.脳血管系)に変化があり、肺炎が脳血管系疾患を上回ったそうです。

高齢化が進み肺炎を患う方が増加する一方で、医療の進歩により脳血管系疾患で亡くなる方が減ったそうです。

高齢の方は寝たきりの状態になると、なかなか上手に摂食嚥下(食べ物を食べたり飲んだりすること)ができません。

そして飲み込んだ食べ物が食道にいかず、肺に入り込んで肺炎を起こす(誤嚥性肺炎)ことがあります。

唾液に混じった歯周病菌が食べ物と一緒に肺にいってしまうのです。

しかし、口の中の細菌が少なくきれいな状態であれば、そのリスクも減らせることができると言われています。

2011年度歯科疾患実態調査によると、55歳以上の歯周病罹患率は50%を超えています。

今後はもっとその割合が増えると考えられています。

歯周病を予防することは肺炎予防にもつながりますので、お口の状態を常にきれいにしておきたいですね。