2016年11月16日水曜日

女性ホルモン&食いしばり&喫煙・・三つの危険

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯周病菌の中には女性ホルモンの影響を受けて増殖しやすいものがいます。

閉経して女性ホルモンが減ると骨粗鬆や歯肉の炎症を起こしやすくなり歯周病のリスクも上がる様です。

つまり女性は歯周病で歯を失うリスクが男性より高いのです。

当クリニックに長年通ってくださっているTさん(女性)ですが、定期的にクリーニングを受けてくださり、歯磨きもお上手です。

ところが50歳を過ぎて女性ホルモンのバランスも変わって来た頃、半年ほどで急激に歯周病が進み始めたのです。

実は彼女は長年のヘビースモーカーです。

しかも神経を取った歯が何本も割れてくるほどの食いしばりの癖がある方です。

すべてが重なって歯周病が進行してきたものと考えられます。

勿論今までも喫煙や食いしばりの危険性はお伝えしてきたのですが、中々禁煙も難しく、夜のマウスピースもお使いになれずにいました。

禁煙ができないと歯周内科の治療も出来ないので定期的なメンテナンスだけを続けていらっしゃったのです。

プロが定期的にお掃除をしていてご自分での歯磨きがお上手でも、このように他の要素に負けてしまう事もあるという事です。

でもリスク要素は分かっていますから、ひとつづつ克服して(禁煙やマウスピース使用など)歯周内科治療をするなど、進行を食い止める方法はあります。

思い当たる方も諦めずにご相談くださいね。







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