2016年11月19日土曜日

歯周病と肺炎の関係

皆様こんにちは。六本木からも近い麻布十番で歯周内科治療を得意としている女性歯科医師のクリニックです!

2012年に厚生労働省が発表した人口動態統計によりますと、ここ数年、かつての日本人の3大死因(1.癌、2.心疾患、3.脳血管系)に変化があり、肺炎が脳血管系疾患を上回ったそうです。

高齢化が進み肺炎を患う方が増加する一方で、医療の進歩により脳血管系疾患で亡くなる方が減ったそうです。

高齢の方は寝たきりの状態になると、なかなか上手に摂食嚥下(食べ物を食べたり飲んだりすること)ができません。

そして飲み込んだ食べ物が食道にいかず、肺に入り込んで肺炎を起こす(誤嚥性肺炎)ことがあります。

唾液に混じった歯周病菌が食べ物と一緒に肺にいってしまうのです。

しかし、口の中の細菌が少なくきれいな状態であれば、そのリスクも減らせることができると言われています。

2011年度歯科疾患実態調査によると、55歳以上の歯周病罹患率は50%を超えています。

今後はもっとその割合が増えると考えられています。

歯周病を予防することは肺炎予防にもつながりますので、お口の状態を常にきれいにしておきたいですね。










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