2017年3月30日木曜日

いつも爽やかな息でいるために その8 ~普通のヒトは息の通路でどうして口臭が発生しないのか?その2~ F9

皆様こんにちは。


六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

息の通路のうち、鼻に関係する部分はどのようにして臭いを発生させていないのでしょうか?

鼻や鼻の周りにある空洞である副鼻腔は、毎日約1リットルの鼻汁を分泌しています。

この鼻汁の働きの一つは、乾いた大気を肺に吸い込む際に、十分に湿らせるということです。

乾いた息が入ってきてしまうと、のどや気管そして肺などの呼吸器官の粘膜が傷ついてしまうので、それを予防しているのです。

ちなみに鼻呼吸は、高温な外気の温度を下げて、脳の温度を一定に保つための機能も有しています。


鼻汁は鼻、副鼻腔を常に洗い流しながら、のどへ流れ込んでいます。

通常の鼻汁はさらさらとしているので気が付きませんが、のどで唾液と合流して飲み込み続けているのです。

ちなみに鼻水は、風邪を引いたり炎症が起きたりすると、分泌量や成分が変化して存在感が増して気が付くようになるのです。

鼻づまりは、さらに鼻の粘膜がむくんだりして生じるのです。

常に鼻の中を健康できれいな状態を保ち続けることが、嫌な臭いの発生を防ことになるのです。

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2017年3月28日火曜日

お酒を飲んだら口臭がする?   U6

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。



春はなにかとお酒の席も多いものです。

入社式、歓迎会、お花見などなど。

お酒を飲んだ翌日、ご自身の口臭が気になることはありませんか。

では、お酒は歯周炎に悪いのでしょうか。

お酒そのものが歯周病に悪いわけではないのですが、
多くの場合お酒を飲んだまま歯を磨かずに寝てしまったり、
酔ってしまって歯磨きをおろそかにしてしまうことが歯周炎を進行させる原因のひとつになりえます。

お口の中にはたえず口腔内細菌が存在していて、いわゆる虫歯菌や歯周病菌も含まれます。

お酒に含まれる糖分や、おつまみの食べかすをエサにして眠っている間に口腔内細菌が活動します。

歯周炎の悪化や除去されない食べかすが口臭の原因になってしまいます。

お酒を飲んだ夜も、寝る前の歯みがきは行っていきましょう。

歯周病が心配、口臭が気になる。。。
私どもがサポートいたします。

お気軽にお問い合わせください!


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2017年3月27日月曜日

見た目が9割?! ~出会いに効く笑顔~   U5

皆様こんにちは。


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桜のつぼみもほころびはじめ、春の訪れを告げています。

進学や転勤、新生活やセレモニーなど、春はいろいろなシーンで出会いが増える季節。

歓送迎会や入社式、入学式で写真を撮る機会も多いです。

第一印象って大切ですよね。出会った方に自分がどんな印象を持っていただけるのか気になるところです。

落ち着きのある上品な印象?
女性らしい優しい印象?
仕事が出来る頼もしい印象?

では、なにを基準に人は相手を判断しているのでしょうか。

「メラビアンの法則」という、アメリカUCLAの心理学者メラビアンが発表した内容によると人の印象は出会って3~5秒で決まるといわれています。

また、その基準は Visual:視覚情報(見た目、しぐさ、表情)が55% Vocal :聴覚情報(声の質、大きさ、口調)が38% Verbal:言語情報(話す内容、メッセージ)が7%つまり、出会って話す前に93%の判断をお相手からされているとのことです。

それでは、55%を占める視覚情報のうちわけを考えてみましょう。

服装、ヘアスタイル、髪のカラー、ネイル、ひげ、みだしなみ、、、他にも色々ありますが、やっぱり一番印象に残るのは素敵な笑顔ではないでしょうか。

笑顔の基本は姿勢からはじまります。

背筋をのばし、まっすぐ前をみて前歯を見せながら口角を左右に上げあたたかな視線をお相手に送る・・・そんな素敵な笑顔のお手伝いを当院ではさせていただきます。

・歯の着色が気になる・歯並びが気になる・歯肉が腫れている・口臭が気になる
あなたの笑顔がもっと自信を持った素敵なスマイルになるように、サポートいたします。


素敵な笑顔は健康な口元から。

輝く白い歯を手に入れたい方、
歯と口元を美しく健康にするM’sデンタルクリニックへ
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2017年3月26日日曜日

いつも爽やかな息でいるために その7 ~普通のヒトは息の通路でどうして口臭が発生しないのか?~ F8

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六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


ヒトは通常、口臭を気にならない程度に保つことができます。

それはどのような仕組みによるのでしょうか?

口やその奥は唾液で常に十分に潤った状態です。

つまり口やその奥の粘膜の表面は、いわば唾液の海に浸かった状態です。

舌の表面を例に話を進めてみましょう。


舌の表面はどのような感じですか?

ツルツルしていますか?

ちがいますね、ざらざらしています。

もう少し詳しく見てみると、1ミリの何分の一くらいの長さの乳頭といわれるヒダヒダで覆われています。

細菌は特にこのヒダヒダの窪みの中に住んでいます。

正常な状態だと新しい唾液があとからあとから流れてきます。

しかも舌が動き続けていると、この窪みにも常に新鮮な唾液が流れ込み続けます。

きれいな唾液によって常にこのように物理的に洗い流され続けることによって、舌の表面に住み着いている細菌や、その産性物質が溜まらないようにしているのです。



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2017年3月25日土曜日

いつも爽やかな息でいるために その6 ~息の通路で口臭がどのように発生するのか?~ F7

皆様こんにちは。


六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

いわゆるのどから口や鼻に及ぶ息の通路に住んでいる細菌の分布はどのようになっているのでしょうか?

歯医者さんから、むし歯や歯周病の原因は歯や歯周ポケットにいるばい菌だから、よくブラッシングしなさいと指導されますよね。

そこにまさにむし歯や歯周病の菌が集中的に住んでいますから、対策としては全く正しいです。

ではこの息の通路全体を考えたときに、歯や歯周ポケットだけに細菌は集中して住んでいるのでしょうか?

答えはノーです。

のどから口や歯に及ぶ息の通路全体でみると、重度のむし歯や歯周病ではないヒトでは、歯や歯周ポケットに住んでいる細菌の割合は、全体のたった1520%に過ぎないといわれています。

口臭の原因となる物質を作る細菌は、残りの8085%の部分に主に住んでいるのです。

つまり、舌や各種扁桃腺、その奥にある気管と食道に分かれる前の咽頭部分、鼻と口を隔てる口蓋、さらには鼻腔、副鼻腔粘膜といった部分に細菌の大部分が住んでいるのです。

ですから歯と歯周ポケット以外のこれらの部分を、いかに正常な状態、きれいな状態に保つかが、爽やかな息でいるための重要なカギと全体のたった1520%に過ぎないといわれています。

口臭の原因となる物質を作る細菌は、残りの8085%の部分に住んでいるのです。

つまり、舌や各種扁桃腺、その奥にある気管と食道に分かれる前の咽頭部分、鼻と口を隔てる口蓋、さらには鼻腔、副鼻腔粘膜といった部分に細菌の大部分が住んでいるのです。

ですから歯と歯周ポケット以外のこれらの部分を、いかに正常な状態、きれいな状態に保つか、という事も爽やかな息でいるための重要なカギとなってくるのです。

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2017年3月22日水曜日

味蕾(みらい)の未来はあなた次第!?      H

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


皆さん、’味蕾(みらい)’という言葉、聞いたことありますか?
食事をすると、’おいしい’、’しょっぱい’、’辛い’など食べ物の味を感じますよね。

その味を感じるセンサーが、舌の表面にある味蕾といわれる味の受容器にあります。

味蕾で感知した味の成分が味細胞から神経を経由して脳に伝わり、私たちは
食べた物に対して色々な味を感じることができるのです。

ところが最近、その味蕾の働きがうまくいかなくなり、味覚を感じなくなってしまう方が増えているそうです。

味覚を感じなくなる原因として、薬の副作用や亜鉛不足が言われています。

特に亜鉛不足の人は朝食を抜いたり、ファーストフードを食する機会が多いようです。

そのため、味覚に異常を感じる期間が続くと口臭を感じてくる場合があります。つまり’味覚障害による口臭’が起こりやすくなるのです。

そうすると、実際に口臭がなくてもご本人は’口臭がある!’と思ってしまうのです(自臭症)。

味細胞の寿命は約一か月程度と言われており、また新しい味細胞がうまれるのですが、偏食などを続けていると味細胞に影響がでて’美味しい!’と感じられなくなってくるかもしれません。

つまり、’味蕾の未来’はあなた次第なのです!

偏食ぎみと感じている方は、今一度、食生活を見直してみるとよいですね。


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2017年3月18日土曜日

いつも爽やかな息でいるために その5 ~息の通路の役割~   F6

皆様こんにちは。


六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

息の通り道がどうなっているのかを知っておくことは、爽やかな息でいるためには大切です。

息の通り道のうち、鼻腔と副鼻腔は作りが気道です。

息を吸ったり吐いたりすることに大きく関与しています。

つまり呼吸器なのです。

一方、唇、歯、歯ぐき、舌、頬っぺたの粘膜といったいわゆる口、口腔といわれる部はどうなのでしょうか?。


食べ物を摂取することが大きな役割になっています。

ですからその動きや表面の性質は、食道や胃、腸などと同じ仲間である消化器なのです。

獣医さんのお話では僅かな例外を除いて、人間以外の哺乳類は口では呼吸していないそうです。

犬が舌を出してハアハアしているのは吸ったり吐いたりの呼吸しているのではありません。

吸うことは出来ずに吐く息を利用して、体温調節のために熱を逃がしているのだそうです。

なぜヒトは口で呼吸できるのでしょうか?

それは、言葉を話す、喋るからです。

声門で吐く息に音を与え、さらに口や舌の形を様々に変えて言葉を作り出しているのです。

口はもともと食べるための器官で、それに話すという機能が加わっているのです。

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2017年3月13日月曜日

歯の治療が怖い   F5


皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯医者さんに行かなくちゃと思ったとしても、すべての人が受診をするわけではありません。

歯医者さんが怖い、歯の治療が怖いというのは、その大きな理由の一つです。

患者さんに行なったアンケートで、こんな報告があります。

5,396名の患者さんのうちの4,047名、実に75%の方たちは、歯の治療に対して何らかの怖さを感じると訴えていらっしゃいました。

同時に歯科治療でイヤなことについて訊いてみると、予想通りですが痛み関連が最も多いですね。

痛いのがイヤ:4,996
痛くなるかもしれないのがイヤ:1,063
いつ痛くなるのかわからないのがイヤ:560

痛くならないようにするための局所麻酔が痛いのがイヤ、という意見も多く寄せられていました。


痛みなく快適に治療を受けられる方法はないのでしょうか?

あります!

静脈内鎮静法といって、鎮静薬や麻酔薬を点滴から注入して、ウトウトと眠ったような状態の中で局所麻酔の注射や治療を受けていただく方法です。

元々、心臓や全身状態に問題があるヒトは、痛みなどのストレスで簡単に体調が悪くなってしまいます。

そんな患者さんたちを安全に治療するために開発され、発展してきました。

この方法は、高度な知識と技術を習得した歯科専門の麻酔科医が実施するので安全、安心です。

目が覚めると治療は終わっていて、治療中のイヤな記憶もほとんど残りません。

こんな方法を用いて安全、安心、快適に治療を受けてみるのも良いかもしれませんね。


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2017年3月12日日曜日

ドライマウスとお口の健康 その4 ~お口のかわきと歯周病~  U4

皆様こんにちは。


六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

お口のヌルヌルやネバネバが気になることはありませんか?
以前に、お口が乾きやすいとネバネバやヒリヒリが起きやすいことを掲載しました。

今日はドライマウスと歯周病の関係について説明します。

唾液の作用には下記のようなものがあります。
①「自浄作用」
②「抗菌作用」
③「pH緩衝作用」
④「再石灰化作用」
⑤「消化作用」
⑥「粘膜保護・潤滑作用」
⑦「溶解・凝集作用」
⑧「粘膜修復作用」
このように、唾液にはたくさんの良い作用があり、
きれいな唾液がよく分泌されていると虫歯や歯周病の予防にも役立つのですが、
分泌が少なくなると口臭やお口の不快感が生じやすいです。

ではお口のネバネバはいったいなんなのでしょう?

歯にくっついている白くてネバネバしたものはプラーク(歯垢)と呼ばれています。
これは食べかすではなくて、細菌の塊です。

このプラーク1g中には約1000億個以上の細菌が存在します。

もちろん、虫歯菌や歯周病菌もこの中に潜んでいます。

プラークは「バイオフィルム」という細菌同士が集まってスクラムを組みへばりついたものの一種とされています。

それは台所やお風呂場の角についたヌルヌルしたもののようなものです。

唾液が少なくなると、自浄作用や抗菌作用が低下しバイオフィルムが形成されやすくなります。

バイオフィルムが歯周ポケットの中に形成されると、歯肉に炎症が起こり腫れや痛み、出血しやすくなります。この状態が歯周炎です。

バイオフィルムはヌルヌル・ネバネバとしていてうがいでは洗い流されずにへばりつき、
次々に細菌を巻き込んで結びつきを強化していきます。

うがい薬や抗生物質でバイオフィルムが壊されるかというと、浮遊している細菌と違ってへばりついたバイオフィルムにお薬が浸透して内部の細菌を殺すことは難しいです。

では、バイオフィルムはどうやって除去したらよいのでしょう?

物理的に細菌のスクラムを壊していくのが効果的です。破壊されればお薬の効果も期待できます。

プラークを減らすには、まずはご自身でのブラッシングです。

ただ、歯と歯の間や、歯と歯肉の間は歯ブラシの毛先が届きにくく、十分にプラークを取り除くことは難しいのです。

歯科医院での専門的なクリーニングで、ご自身でのブラッシングでお手入れがしにくい部分の清掃を行うことでバイオフィルムに抵抗していくことができます。

また、プラーク(歯垢)に唾液中のカルシウムなどがくっついて石灰化し、硬くなったものが歯石です。

歯石の表面は石のようにざらざらなのでプラークが付着しやすく更に不潔な状態になりやすいです。

歯石は硬いので歯ブラシでは取れません。

定期的な歯科医院でのクリーニングで歯石の除去と、歯石が付きにくい環境を整えることが必要です。

お口の中の細菌をゼロにすることはできませんが、ご自身での正しいブラッシングと、歯科医院での定期的な歯石除去・クリーニングをバランスよく組み合わせて
バイオフィルムや歯石のつきにくいお口で虫歯や歯周病の予防をしていきましょう。


お口のネバネバや口臭が気になる、
歯周病の予防をしたい、
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2017年3月9日木曜日

舌の上の掃除方法

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


以前、’日本人の口臭は酷い!’という内容のブログを掲載したところ、「舌のお掃除もしているんだけど、臭いが気になる。。。」との相談を受けました。

よくよく聞いてみると、歯磨きをする毎に歯ブラシで舌を磨いているというのです。

ちょっと待ってください!思わず大声をあげそうになってしまいました。

それはよけいに舌を傷つけて、口臭を作りだしているかもしれません。

口臭の原因は色々ありますが、舌苔も口臭の原因の一つであることはよく知られています。

舌苔とは、舌の表面にある角質に汚れがたまった白い苔状のもをいいます。

舌苔に食べかすがたまり、そこに細菌が増殖することによりこれが口臭の原因にもなります。


これを無理矢理ブラシでこすってしまうと舌の粘膜に傷がついてしまい、そこから出血、細菌増殖などをおこし余計に口臭がひどくなってしまいます。

ドラッグストアなどで舌ブラシなどが売っているので、手軽に舌掃除ができると思いがちですが、使い方を間違えると余計に口臭を悪化させてしまいます。

ですから ’口臭が気になるな’と思ったら自己流で舌掃除をするのではなく歯科を受診することをおすすめします。

2017年3月8日水曜日

ドライマウスとお口の健康 その3 ~唾液のちからって?~  U3

皆様こんにちは。



六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


今日は唾液のもつ作用とお口の健康について説明します。

私たちは一日どのくらい唾液を出しているのでしょう?

通常、健康な成人であれば一日当たり平均1~1.5リットルくらい、
すなわち大きなペットボトル1本分ほどの唾液を分泌しています。

それを自然に嚥下していますし、お食事の際に食事と一緒に飲み込んでいます。

唾液はただの液体ではなく、様々なパワーすなわち人の体に必要な作用を持っています。

①「自浄作用」
歯や歯間に付着した食べかすや歯垢を唾液が洗い流す作用です。
*唾液が少なくなると食べかすが歯にくっつきやすくなり、
 虫歯・歯周炎になるリスクが増加します。

②「抗菌作用」
唾液内の抗菌作用をもつ成分がお口の中の細菌の増殖を抑えます。
*唾液が少なくなるとお口の中の虫歯菌・歯周病菌が増えやすくなります。

③「pH緩衝作用」
食事によりお口の中は酸性に傾き、歯が溶けやすくなります。
唾液によりお口の中のpHを中和させ虫歯になりにくい環境にします。

④「再石灰化作用」
飲食により溶けかかった歯の表面を修復し虫歯を防ぎます。

⑤「消化作用」
唾液は胃液などと同様、食物を消化する消化液の一つです。
唾液に含まれるアミラーゼがデンプンを消化しやすくします。

⑥「粘膜保護・潤滑作用」
唾液内にある粘性に富んだムチンが粘膜を保護します。
*唾液が少なくなると、歯や入れ歯などの硬いもと舌や唇がこすれやすくなり
 キズや口内炎ができやすくなります。

⑦「溶解・凝集作用」
味を感じさせたり、唾液が食べ物に付着して
かみ砕く食塊形成しやすくし飲み込みやすい形にまとめます。
*唾液が少ないと、パサパサした食べ物がお口の中でまとまりにくく
 飲み込みにくくなります。

⑧「粘膜修復作用」
唾液に含まれる上皮成長因子と神経成長因子がキズの治りを促します。
*唾液が少ないと、お口の中のキズが治りにくくなる可能性があります。

唾液にはこのようにたくさんの良い作用があるので、
唾液の分泌が少なくなると口臭・お口の中のネバネバやヒリヒリなどの不快感が
起こりやすくなります。


ドライマウスとなる原因にはさまざまなものがあります。

加齢、薬の副作用、ストレス、鼻づまりによる口呼吸、寝たきり、喫煙、不規則な生活、
がん治療における放射線治療、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患、透析などです。

放射線治療やシェーグレン症候群には唾液分泌を促進する薬が処方できますが
その他の原因ですと保湿ジェル・保湿スプレーなどの保湿剤使用や、
唾液腺の周りの筋機能療法、唾液腺マッサージなどの対症療法中心です。

特に唾液の分泌が少なくなる閉経後の女性や、
唾液が蒸発しやすい口呼吸の方は特に唾液のパワーが落ちやすくなります。


お口のネバネバや口臭が気になる、
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