2017年4月25日火曜日

花粉症が口臭を強くする!?

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


今年は雨天続きでしたが、何とか桜も持ち応えてくれましたね。小雨の中でも
お花見を楽しまれた方も多かったのではないでしょうか?

お花見の時期も終わり、毎年この時期に決まって悩まされるのが’花粉症’ですね。
年々’花粉症’の人数は増加傾向にあり、現在では2000万~3000万人(国民の10~20%)の方が’花粉症’で悩まされているようです。

スギやヒノキなどの花粉飛散開始は2月中旬から4月下旬にかけて多いそうです。

NPO花粉情報協会によると、花粉飛散量は前夏の日照時間に影響を受けるようで、今春の花粉飛散量は東日本では昨年にくらべ0.8~1.1 倍にもなるようです。

最近の研究で’花粉症’は鼻づまりだけではなく、口臭を強くすることがわかってきました。

その理由とは、、、
①鼻づまり
②花粉症の薬による副作用  が大きくあげられます。

確かに、鼻づまりになると呼吸がしにくく口呼吸になりやすいですよね。
そうすると、
お口の中では乾燥状態が続いてしまい、口臭が強くなりがちです。

そして花粉症が強い方のほとんどはお薬を服用されています。
花粉症の薬の中には、
アレルギー反応を抑える抗ヒスタミン薬が含有されており、唾液を少なくする副作用あります。

そのため、やはりお口の中が乾燥してしまい口臭を強くしてしまうと考えられています。

唾液の量が少なくなることは口臭の原因の一つでもあります。

当クリニックの口臭外来では、唾液の量や性質などを分析し、1人1人にあった適切な指導のもと、口臭の改善をしてまいります。

口臭が少しでも気になる。。。
口が乾きやすい。。。
などの症状でお悩みがある方はお気軽に当クリニックまでお問合せください。



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2017年4月17日月曜日

こころも豊かにする笑顔   U8

皆様こんにちは。


六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


葉桜の季節となり、日中はやや汗ばむ日も増えてきました。新入生・新入社員の方々も新しい環境に少しずつ慣れていらっしゃった頃ではないでしょうか。

「メラビアンの法則」という、アメリカUCLAの心理学者メラビアンが発表した内容によると人の印象は出会って3~5秒で決まるといわれていること、
その基準は Visual:視覚情報(見た目、しぐさ、表情)が55% Vocal :聴覚情報が38% Verbal:言語情報が7%つまり、出会って話す前に93%の判断をお相手からされており
55%を視覚情報が占める!という記事を書きました。

では魅力的な笑顔ってどんな笑顔でしょうか。

あなたは自信をもって思いきり笑えますか?

素敵な笑顔を支える口元の4条件についてお伝えします。
1:頬壁
2:スマイルライン
3:歯の色
4:歯肉の色

1:頬壁

笑った時に頬の内側に見えるピンクの粘膜を頬壁といい、ここが見えると好感度が高い笑顔だといわれています。

笑顔の時に口角がしっかりリフトアップされていると印象的な頬壁が見えます。

口角が下がっていると・・・いわゆる「への字口」

笑っているのに意地悪そうだったり、老けて見える印象を与えてしまいます。

口角を支えているのは「口輪筋」という唇をぐるっと支える筋肉です。

筋肉ですから使わないと衰えますし、加齢とともに衰えてきます。

普段から口呼吸であったり、よく噛まないでお食事をしたり無表情が多いと
おのずと口輪筋を使わないので筋肉の衰えが進みます。

よく噛んでお食事をしたり、豊かな表情でお話したり、「イー」「ウー」のお口をしっかり使うトレーニングをすることで口輪筋の衰えを防止することができます。

"Psychological Science(2012)"という科学雑誌にて、口角を上げただけの作り笑顔であっても脳に”幸せ信号”が伝達され、前向きな感情が生まれるという研究が報告されました。

落ち込んだことがあっても口角を上げて心の安定をはかりたいものです。

2:スマイルライン

美しい笑顔の判断基準の一つで、「ほほ笑んだ時に見える上の歯並びに下唇がそっている」のが理想的とされています。

ご自身のスマイルラインはいかがでしょう。

噛み癖や唇を咬む癖などがあるとスマイルラインの乱れにつながります。

3:歯の色

黄ばんだ歯よりも白い歯のほうが健康的で若々しく見えます。

白さは「若さ」「知性」「清潔感」を相手に印象付けることができます。

また、歯の白さがレフ板効果で肌も明るく見えます

4:歯肉の色

黒ずんだ歯肉は疲れや不健康な印象を与えたり、不潔に見えたりしまいます。

黒ずんだ歯肉は喫煙や強すぎるブラッシング圧による色素沈着などによって起こります。

自然で健康的なピンクの歯肉はあなたの笑顔をより清潔感あふれる素敵な笑顔にサポートします。


・歯が黄ばんでいる・歯の着色が気になる・歯肉の黒ずみが気になる・歯並びが気になる・歯肉が腫れている・口臭が気になる・・・そんなお悩みはありませんか?

自信を持った笑顔は周りの人に幸せな印象を与え、あなたの行動を変えます。

行動が変わると人生も変わってきます。

あなたの笑顔がもっと自信を持った素敵なスマイルになるように、サポートいたします。

素敵な笑顔は健康な口元から。

輝く白い歯を手に入れたい方、
歯と口元を美しく健康にするM’sデンタルクリニックへ
お気軽にお問い合わせください!

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2017年4月11日火曜日

歯はいつ磨く?

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

皆さんは歯をいつ磨いていますか?

一日何回磨いていますか?

歯磨きというのは食べかすを除去する為だけではありません。

一番重要なのは、細菌の塊になってしまった歯垢を取ることです。

一日の歯磨きだけでも歯周病にも虫歯にもならない人もいれば、毎食後磨いていても虫歯や歯周病になってしまう人もいます。

唾液の性質や食生活、歯磨き自体の上手さなど、様々な原因がそこにはあります。

それぞれに合った歯磨の方法や頻度はやはりプロである歯科医師や歯科衛生士に相談するのが一番です。

でも確実に言える事は、就寝前の歯磨きが大事だという事です。

眠っている間は唾液の分泌がなくなる為、唾液の殺菌作用や自浄作用(洗い流す力)がなくなります。

そして細菌の働きが活発化してしまうのです。

これは誰にも共通した状況ですから答えとしては就寝前は確実に!です。



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2017年4月4日火曜日

お口の病気のセルフチェック  U7

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

4月になりました。
新社会人や新入生の皆さんは健康診断をひかえ、お酒やお食事に気を使っていらっしゃる時期でしょうか。

また、歯科検診に備えてブラッシングをいつもよりも丁寧になさっている方もいらっしゃることでしょう。

歯科検診の前に、ご自身で歯や歯肉をチェックなさっているかと思います。

お口にがんができることをご存知ですか?

口腔がんはほかのがんと違い、自分の目で確かめることができる病気です。

どんな病気も「早期発見・早期治療」が大切で、
口腔がんの場合ステージⅠで治療が開始できれば5年生存率は97%という報告もあり、
病変が小さなうちであれば手術で切除する範囲も少なくなるため、手術後の後遺症も少ないです。

食事・会話・呼吸や見た目にかかわるお口ですが、病変が大きくなると手術する範囲も大きくなるので見た目が変わる、味覚を失う、食事がしにくい、飲み込みにくい、会話しにくいなど後遺症が残ることもあります。

では、お口の病気のセルフチェックの方法について説明します。

月に一度もしくは週に一度など、日にちや曜日を決めて行うのもおすすめです。

<お口の病気のセルフチェック>
◆準備するもの:洗面所や鏡台の鏡 (お持ちであればデンタルミラー)

◆手順:
*お口の中をくまなく観察していきます。入れ歯を使用中の方ははずして行います。
 虫歯や歯周病だけでなく粘膜もチェックしましょう。

①上唇、下唇の粘膜の外側、内側をチェックします。

②頭を少し後ろにそらし、上あごの粘膜をチェックします。

③ほっぺたを指やデンタルミラーで横に引っ張り、
 頬粘膜に気になる部分がないかチェックします。

④歯肉をチェック。
 左上⇒右上⇒右下⇒左下(左上奥歯⇒左上前歯、右上前歯⇒右上奥歯)などと
 見落としが無いように順番を決めて頬側と舌側(表側と裏側)をチェックします。

⑤舌をチェックします。
 舌をガーゼやティッシュで引っ張り、舌の表面・側面・舌の裏側・口底(舌の下)を
 まんべんなく見落としの無いようにチェックします。

*舌の表面には糸状乳頭や茸状乳頭という細い突起と、横には葉状乳頭という突起、
 奥のほうには有郭乳頭というドーナツのような突起があります。

 これ以外にしこりがイボのようなものがあると要注意です。

お口の中のチェックをする時に、以下のような症状があるようでしたら
お気軽に当院でご相談ください!

◇色の異常:赤・白・黒

 *歯ぐきや舌・頬や唇の粘膜に赤や白、黒に変色しているところがある
 *こすっても取れない白い斑点がある

◇二週間以上治らない口内炎がある・口内炎が繰り返しできる

◇腫れやえぐれ(潰瘍)、ただれを起こしている

◇粘膜にしこりがある

◇詰め物や虫歯がある歯の近くの粘膜にキズや口内炎のようなものがある

◇入れ歯が当たってキズになったところがなかなか治らない

口腔がんは口内炎と似ていることもあります。

その他、粘膜が赤や白になって痛い口腔カンジダ症というお口の中のカビや、
口腔扁平苔癬や白板症といった粘膜疾患の可能性もあります。

怖がったり放置したりせずに、なかなか治りにくいキズやしこりはお早めにご相談ください。

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2017年4月3日月曜日

いつも爽やかな息でいるために その10 ~水の摂取の仕方~ F11

皆様こんにちは。


六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

唾液のおおもとの材料は”水”です。

ではヒトはどのような水分を取っているのでしょうか?

まずは食べ物に含まれている水と飲み物に分けられます。

飲み物は水とそれ以外のものに分かれますね。

水以外の飲み物というと、、、


ワイン、日本酒、ビールといったアルコール飲料

コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶といった飲料

麦茶、ほうじ茶といった飲料

スポーツドリンク

ジュース類

といった感じにその性質から分けられます。

ワイン、日本酒、ビールといったアルコール飲料は、水を摂取するということにはまったく向いていません。

というのは、摂取したアルコールを分解するのに水を使いますから、かえって脱水を起こしてしまうからです。

コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶といった飲料はどうでしょうか?
これらには、利尿作用を持つカフェインが含まれています。

そのためせっかく飲んでも、水が体外に積極的に排泄されてしまいます。
したがって、体の中で使いたい水を摂取するためには不向きです。

麦茶、ほうじ茶といった飲料は、あまり濃いものでなければ上記のような作用はありません。従って水に準じて摂取してかまわないと思います。

スポーツドリンクやジュース類には糖分が多く含まれています。

なので、むし歯予防の観点からの注意が必要です。

飲んだ後に口腔内に残らないような工夫(うがいや、すぐに水を飲むとか)が大切です。

ヒトの長い歴史を考えたときに、水以外の飲み物を日常的に摂取するようになったの、ほんの最近のことです。

ですから、“水”が一番馴染みやすいのかもしれませんね。

たくさん唾液を出すためには、摂取する水分にも配慮が必要です。

ペットボトルの飲み物を買う時には、ラベルの内容をよく見て適切な飲み物を選択することも大切ですね。

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2017年4月2日日曜日

いつも爽やかな息でいるために その9 ~唾液腺をうまく働かせる~ F10

皆様こんにちは。


六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

唾液を作る工場である唾液腺をうまく働かせて、十分な唾液を作り続けてもらうことは、口やのどの自浄作用を高めて、爽やかな息でいるためにはとても大切です。

唾液腺では、直接的には血液を材料にして唾液が作られています。

作られる量は、体の水分量の状態のほか、自律神経の状態、口を動かすことによる唾液腺への刺激などで、コントロールされています。

自律神経というのは文字通り自律的に働く神経システムのことです。

交感神経と副交感神経という相反する働きをする神経のことです。


名前くらいはご存じですね。

交感神経の働きが強くなると、ねばねばした唾液を作り出します。

緊張した時に口の中が乾く、、、

誰にでも経験があることですね。

これは、交感神経の働きが強くなり作られる唾液が、ねばねばしたものになる結果なのです。

そうなると唾液による口の中の自浄作用は低下してしまいます。

結果として、臭い物質を作る菌が繁殖して、口臭を生じさせることに繋がってしまいます。

一方で、リラックスした時にはどのような状態になるのでしょうか?

この場合は副交感神経の作用が強くなります。

すると唾液腺はさらさらした唾液を多く作るようになります。

なので、口の中がさらさらした状態になります。

このさらさらした唾液のお陰で、口の中の自浄作用は高まります。

その結果、口臭の原因物質を作る菌の繁殖が抑えられていくのです。

また口を動かすことは、大脳辺縁系というところを刺激します。

するとこの大脳辺縁系から自律神経へ指令が行き、作用を強くさせます。

結果として唾液の分泌が盛んになるのです。


このような仕組みをよく理解することは、日常生活で、さらさらした唾液が潤沢に出るようにするためにとても大切ですね。

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