2017年4月2日日曜日

いつも爽やかな息でいるために その9 ~唾液腺をうまく働かせる~ F10

皆様こんにちは。


六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

唾液を作る工場である唾液腺をうまく働かせて、十分な唾液を作り続けてもらうことは、口やのどの自浄作用を高めて、爽やかな息でいるためにはとても大切です。

唾液腺では、直接的には血液を材料にして唾液が作られています。

作られる量は、体の水分量の状態のほか、自律神経の状態、口を動かすことによる唾液腺への刺激などで、コントロールされています。

自律神経というのは文字通り自律的に働く神経システムのことです。

交感神経と副交感神経という相反する働きをする神経のことです。


名前くらいはご存じですね。

交感神経の働きが強くなると、ねばねばした唾液を作り出します。

緊張した時に口の中が乾く、、、

誰にでも経験があることですね。

これは、交感神経の働きが強くなり作られる唾液が、ねばねばしたものになる結果なのです。

そうなると唾液による口の中の自浄作用は低下してしまいます。

結果として、臭い物質を作る菌が繁殖して、口臭を生じさせることに繋がってしまいます。

一方で、リラックスした時にはどのような状態になるのでしょうか?

この場合は副交感神経の作用が強くなります。

すると唾液腺はさらさらした唾液を多く作るようになります。

なので、口の中がさらさらした状態になります。

このさらさらした唾液のお陰で、口の中の自浄作用は高まります。

その結果、口臭の原因物質を作る菌の繁殖が抑えられていくのです。

また口を動かすことは、大脳辺縁系というところを刺激します。

するとこの大脳辺縁系から自律神経へ指令が行き、作用を強くさせます。

結果として唾液の分泌が盛んになるのです。


このような仕組みをよく理解することは、日常生活で、さらさらした唾液が潤沢に出るようにするためにとても大切ですね。

http://www.azabu-msdental.com/

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