2017年10月22日日曜日

未来の歯科治療は・・・!?

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

再生医療は21世紀の新しい医療システムへと発展が期待されています。

例えば、心筋梗塞で部分的に傷害を受けた組織の修復のために、各細胞に分化する前のその元となる幹細胞を自分の体から取り出して必要な部位に持って行く「幹細胞移入療法」が、様々な病気で試験的に用いられています。

さらに次世代の再生医療は一歩進んで、機能不全に陥った臓器・器官を再生器官で置き換える「器官再生医療」が盛んに研究されています。

歯を失ってしまった場合に対しても、再生により取り戻す「歯の再生治療」の研究が進められていて、器官再生医療のモデルケースに位置づけられているのです。

歯はエナメル質や象牙質といった硬組織と神経や血管などが組み合わさった組織です。

ちょっと複雑ですが、歯の胎児といえる歯胚が誘導されそれが成長して歯になります。

「歯の再生治療」は、
1.歯胚から取り出して作られた再生歯胚を、歯周病などで歯を失った部分に埋め込み、骨の中で成長させ歯が生えてくるようにする。

2.歯や骨の主要成分であるハイドロキシアパタイトをコーティングしたインプラントを、歯小嚢という埋まっている歯を包んでいる組織で包み、歯と骨をつなぐ歯根膜組織を
形成させる。

といった研究が進んでいます。

しかし再生医療には時間や経費が莫大にかかるので、短時間に再生でき費用を抑えた方法で再生歯を作り出す方法に期待が寄せられています。

歯の再生治療の開発においては、日本は世界をリードする技術レベルにありますが、
一番大事な事は、大切なご自身の歯を歯周病で失うことなく最後まで残していくことですね。

それには、定期的に検診をおこない歯周病を防ぐ、あるいは歯周病になったとしても、重症化する前に治療をすることが何よりも大切です。

当クリニックでも歯周病治療、クリーニング、歯の検診を行っておりますのでお気軽にお問合せください。


http://www.azabu-msdental.com/

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